フィリピン3 サンビーム・アニラオ編 2006. 09 ;


 
 




【サンビーム・アニラオ】

この日は朝早く起きて、筆者、従弟、従妹と、三人で海へ。

アニラオへ。

距離にして、マニラから車で二時間以上かかる。

 



車窓を過ぎる景色は、日本とはまったく異なるもので、見ていて飽きない。車は村々の細い道路を抜けてゆく。
 



【フィリピン交通事情3】

高速道路の出口にて。

出口が反対車線側にしかないので、反対車線を思いっきり横切って出口へ。

日本ではありえない構造だ!
 



道路沿いの村々には、綺麗な家も汚い家も混在しているが、いたってpeacefulな感じで、あたたかくなつかしい感じをおぼえた。

 



背後に見える山は、火山。

ヤシの密林が、フィリピンらしい景色。

 



そういえば、村々には犬が多かった。犬は痩せた首の長い中型犬で、その一種類しかいない(左の写真のような)。それらはみな飼い犬だと思うのだが、放し飼いになっていて、まるでゲームのように、次々と道を横切ってくる。

あるときは、ほえながら車にかみついてくる犬もいた。

犬が道を横切るのを待ったり、にわとりが道を横切るのを待ったり…そういうのを面白く感じた。
 















  海だ!

というわけで、アニラオのサンビームへ到着。

ここサンビームでは、日本人の方がクラブハウスを経営されている。
 



ライフジャケットやシュノーケルなど、準備万端整い、←写真下の白いボートで、離れ島のビーチへ向かう。
  サンビームを後にして、出発。
 





天気は快晴。十五分ほどのクルーズ。
  島に近づくにつれ、水の色はエメラルドグリーンに。
 





 




島のビーチに到着するや、早速、シュノーケリング。

 



チクリチクリと皮膚に刺激が走るのは、クラゲのしわざ。日本のクラゲほど痛くない。

ゆらりゆらりとひらめく海中の、光の波のなか、

真っ青なヒトデや、虹色にきらめく魚、黒のなかに紫のきらめく星を散らしたような人なつこい魚、オレンジ色のニモなど、様々な熱帯魚と戯れる。



海中の写真が撮れればよかったのだが、海中撮影の装備をしていなかった。肝心の写真が無くて申し訳なく思う。

その後、バナナボートを満喫。
 



ジェットスキーを初体験。暴走をくりかえす。
 



奥のふたりはこの辺の人らしい。小船に乗って、こんなところまでも土産を売りに来る。貝の首飾りなどを売っている。
 



 
 



岩陰にて休息。

潮騒が、静かによせる。

我々意外に観光客はいない。いうなればプライベートビーチである。
 



バーベキューランチ。

とにかくもりだくさん。日本人好みの味付けを狙ってくれている。おにぎりまである。

そういえばキムチもあった。おいしかったなあ、キムチ。。。
 



同行してくれた現地のスタッフが用意してくれる。美味しく頂きました。ご馳走様でした。
 



昼過ぎには、海の温度はお湯のようである。

沖からの冷たい水とあいまって、海中では海流がうねる。

気温はそんなに暑くないように感じるのだが、とにかく太陽がアツイ!! 日本とは比べ物にならないくらい、本当に熱い。


この時、筆者の体は焼き尽くされて、二週間ほどたった今でも、日焼けでボロボロ皮がめくれてくる。











 



午後もシュノーケリングしまくり、強烈なクラゲにさされ、切り傷をあちこちにつくり、海中(海面?)散歩を楽しむ。

従弟はニモを見たといったが、筆者はついにニモを見つけることができなかった、残念。

やがて帰りの時刻に。。。
 



冗談で、「バナナボートで帰る?」 と言っていたら、現地のお兄さんが、「OKだよ〜」…ということで、本当に帰りはバナナボートで帰ることに。。。


午後の灼熱の日差しのもと、海面を疾走するバナナボート。

猛烈な睡魔が筆者に襲いかかる。意識が次第に遠ざかり、何度もバナナボートから転げ落ちそうになる。一番後ろに乗っていたので、転げ落ちても誰も気づかないところだったろう。危険な十五分間だった。サンビームについてから、「あれ、醍醐君がいないよ!」ってことにならなくて、ほんとうによかった。






 



サンビームへ、なんとか無事帰り着く。

アニラオの海は、景観も美しく、とても素晴らしい一日を過ごさせてもらった。オーナーもスタッフの方々も皆親切でやさしい人々で、ほんとうに楽しい思いをさせてもらいました。感謝感謝です。



帰りはまた、村々を通り過ぎ、高速道路を通り過ぎ、二時間半かけてマニラへ。

ヤシの密林に沈む、美しい夕陽の情景が、心に残っている。
  フィリピン2へ (つづく)



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