手力祭り 2006. 04. 08 ;


 
 


岐阜の手力雄神社の火祭りに行ってきた。

ものすごかった! 常識外の祭りだ。

鼓膜破りの爆竹! 腹に響く爆発音!! 降りそそぐ火の雨、炎の滝!!! 炎の海のなかを狂ったように踊りまわる若者達!!!!




境内は、小さな運動場くらい、ある程度広さがある。縄がめぐらせてあり、神輿が通る場所には一般人が近づけないようになっているが、その縄の外側は、隙間もないほど沢山の群集が神社を埋め尽くしている。野次や喧騒が飛び交う。


境内奥には電飾で飾られた、大きな飾り舞台がしつらえられている。
 

高さ数メートルの棒の先から、火の滝が延々とふりそそぐ。

風が強いため、観客にも容赦なくふりそそぐ。

そのうちに神社の木がめらめらと燃え出し、怒号と混乱のなかで、給水ポンプが出動する。

ホースから水がしぶきとあがる。しばらくして鎮火。観客は下手すると火の雨だけでなく水の雨も、ひっかぶる。
 

半鐘が鳴り響き、御輿が登場する。


上半身裸の若者たちに担がれた、この御輿自体にも花火がしこんであり、火炎が爆発したようなすさまじい勢いで噴出す。


火の雨が容赦なく人々にふりかかる。
 

まさに炎の滝。

 

神輿は炎の滝に突入する。観客は一段と盛り上がる。

 

炎を吹き上げながら、御輿が近づいてくる。
 

御輿は、なにかのキャラクターなのだが、もう炎でなにがなんだかよくわからない。
 

飛び交う怒号、悲鳴。逃げ惑う人々。
 

火の粉、それに灰や煤が、強風にあおられ、すごい勢いでふりかかって来る。

なにかの災害現場の瞬間のようであるが、まぎれもなく「祭り」の写真である。こんなエキセントリックな祭りがあったとは、知らなかった。
 

滝のようで美しい…などと実際には言ってはいられない。炎をよけようと、群集はパニック状態に。興奮と阿鼻叫喚があたりに渦巻く。
 

クライマックスの手筒花火。


飾り舞台の上の数十人の人々が、炎を吹き上げるキャノン砲のようなものを持って、空に向かって炎を放つ。何十本という炎の柱が吹き上がる。


舞台の下ではやはり数十人の上半身をはだけた人々が盛大な火の粉をあびながら、狂ったように駆け回り、踊りまわっている。
 

それが延々と続く。


もうもうたる白煙が境内を埋め尽くす。炎のなかで踊り続ける人々。


後に現地の人に聞いた話では、火の滝に入る人々は、やはり背中が火傷だらけになるそうである。このへんの人はさぞかし強い人間になることであろう。
  (左) 消火に出動した給水ポンプ機。意外とコンパクト。

(右)

消防車の上、
ひとだんらくした後の、消防士と夜桜とオーブ。
ごくろうさまです。


今回、たくさんのオーブ写真が撮れた。祭りにはやはり霊も集まるのだろうか。


一生分の爆竹の音を聞いた気がする。ちょっと普通の生活からは考えられない凄まじい祭りであった。是非毎年がんばって伝統を守り伝えてもらいたい。

以上、岐阜県岐阜市蔵前手力雄神社からのリポートであった。


(家に帰って顔を洗ったら、真っ黒の目やにがでた)